2004/01/21 (水)
今日もキノコの話題を… あっちょんぶりけ♪
昔昔の記録をひもといていくと、日本人の キノコ好きがうかがい知れます。山から採取 するだけでなく、人工栽培の記録があるのは 江戸時代、今から300年も昔から行われてい たようです。
よくスーパーで見かける「シメジ」や「ホン シメジ」は、実はヒラタケなどの栽培品です。 本物のシメジも栽培が難しいキノコなのです。 えのきだけやなめこは本物ですが、実際に山野 にある状態では、お店のものとは違って巨大に なるため、違うキノコと思う人も多いようです。
ところで、昔は広葉樹から収穫した椎茸ですが 、自然条件では春と秋にしかでてこないので、 菌床といっておがくずを主体に固めたものに 菌を植え付けて、温度と湿度を一定にして栽培 されるようになってから1年中でまわるように なりました。現在はとうもろこしの芯を乾燥・ 粉末にしたものと米ぬかなどを混ぜて作った 菌床が主体になっています。エノキやその他の キノコもこのような菌床が多くなってきてい ます。
でもここで注意。椎茸はお日様に干すとビタミン Dなどが増し、アミノ酸などのうまみ成分も 凝縮されますが、実は広葉樹産の椎茸と菌床産の 椎茸では、みためは同じでも天日に干すと一目 両全の差がでてきます。やはり広葉樹の原木から 発生した椎茸のほうが厚みがありおいしいです。
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