2004/01/08 (木)
微生物の話をしているとよく微生物同士 の弱肉強食の話がでてきます。
畑をしていると、どうしても単一の作物 を連作してしまうことが多く、土壌病原菌 が増えやすくなります。つまりトマトを 作ると、トマトを侵す病原菌が増えるの です。
このように病原菌が一定数以上増えてし まうと、その畑ではトマトを作りにくく なってしまいます。ひどくなると毎年枯れ てしまうといったこともあります。この ように病原菌が増えないようにするために 連作をしないように輪作をするのですが 限界があるので、微生物同士がお互いを 食べあって、病原菌が一定数まで増えない ような土作りをすると野菜栽培が安定して 行うことが可能になります。
ずばり。その一番の働きものといえるのが 放線菌なのです。すべてに有効というわけ ではありませんが、病原菌として一番多い 糸状菌を捕まえて溶かしてしまったり、 細菌が増えないようにする抗生物質をたく さん作ってくれたりします。
明日はその働き者の放線菌を増やすお話なぞ(^-^)
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