2005/11/01 (火)
完璧にひとり言だから、気にしないでね。たぶん支離滅裂だと思うし。
心臓が。 ギューッと締め付けられたようだった。血の気が引いた。
現実はいつだって人を簡単に傷つける。
でも、わたしは、傷つく資格が無いかもしれない。
* * * 誰よりも大好きな父さんがこの世から居なくなったのは、中学入学から2ヶ月後の12才の時だった。 亡くなる数日前の病室に居る父さんは、骨と皮だけだった。胃癌だった。 本当の病名も知らされず、父さんが居なくなるなんて一瞬でも思いもしなかったわたしは、ものすごく怖いモノに出会ったような衝撃を受けた。 わたしは、その怖いモノを受け入れられなかった。亡くなった日からの数日間の記憶は、あまり無い。
何年も見ているだけだった彼女を応援したかった。元気になってお話しが出来るのを願っていた。 でも、どうしてもどうしても、どうしても癌という病気にネガティブになってしまう自分が居た。 病室で会った父さんの姿を思い出す。覆い被さってくるよな恐怖を思い出す。 自分が未だに傷を負っている事を初めて知った。幼いままなのに気がついた。
わたしは、病と戦っている彼女を応援するならば、回復を信じて応援したかった。そうじゃなきゃいけない気がした。 濁りの無い気持ちで応援したかった。本当に、春になって小さな沢山の命を一緒に見るのを信じて応援したかった。 少しでも負の気持ちが混ざっているような折鶴に会わせたくなかった。
間に合わなかった。
わたしの中の“何か”が間に合わなかった。グズグズしてるだけで何も出来なかった。 1日に何度も見に行っているのに、言葉を置いて行けなかった。
自分のせいな気がしてしまう。 わたしの迷いや負の気持ちが流れていってしまったような気がしてならない。
ごめんなさい。 完治を信じきれなくてごめんなさい。 100%になれなくて、ごめんなさい。 何かに勝てなくて、ごめんなさい。
何の力にもなれなくて、ごめんなさい。 あたしは、最低だ。。。。。
それでも。 ゆっくり安らかに眠られる事を、祈らずにはいられない。 もう二度とつらい想いはしないで済みますように。 ご家族が1日でも早く元気を取り戻してくれますように。
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