2003/12/25 (木)
クリスマスって私の中じゃ子供と楽しむイベントのイメージ。
よーく思い出してみても恋人と過ごすクリスマスイブなんてわたしの歴史の中には無い! 学生のときは「クリスマス・正月は稼ぎ時なんだよ!」と言い切っていたし、働き始めても数年はサービス業だったので自分が楽しんでいられる状況じゃなかった。 恋人がいても必死こいて会いに行く事もなかったような・・・ 逆に「ぐだぐだ言うなら君がわたしの家で待ってろ」と威張っていたような気が・・・ 元々そういうのに興味も憧れもなかったんでしょう。 あの時の彼らはどのように過ごしていたのでしょうか? 記憶にありません。^−^;
小さい頃のクリスマスのほうが良く覚えてる。 キラキラ光るモールがついたペンダントタイプ丸い飾り。紐を引っ張るとクリスマスソングが流れた。 楽器を持った金色の天使がついたキャンドルスタンド。キャンドルに火を灯すと熱で天使たちがクルクルまわる。 母親がつくったノエルケーキ(って言うの?切株型のケーキ)。ケーキなんて滅多に食べられなかったから嬉しかったなー。 うちはクリスマスプレゼントは直接渡されてたの。 うーんと小さいときは覚えていないのだけれど、記憶にある年のときは直接だった。だからサンタさんの存在は知らない子供でした。 でも、そんなの関係なく嬉しかった。親が一方的に決める品物だけど、大抵妹と2人で1つだったけど、外国製の学校セットとか大きなピーターパンの操り人形だったりとか(これはすぐに紐をこんがらがした)本格的なミニチュアクッキングセットとか。 誕生日とクリスマスの年2回以外ほんとに何も買ってくれないから、贈られる事に飢えている子供達はそりゃもー大ハシャギ。その場で取り合いになって喧嘩が始まる。(^^ゝ,,
考えてみればうちはお金が無いお家だったから、経済的にも大変だったと思う。子供は4人いるし。(姉・兄・私・妹)
数年後、父が亡くなってからはプレゼントは無くなったけどケーキを作ってくれたりおいしいご馳走をつくってくれたり、静かなクリスマスになったけど、やってくれたな、母と姉が。
いつもの生活臭たっぷりの台所なのに、暗くしてキャンドルの灯りのもとオルゴールからのキレイなクリスマスソングを聴いていると、すごく素敵なお部屋にいるような気分になった。 母も父も微笑んでいて、きょうだい皆笑ってて、何だかウキウキしてて、甘い匂いとキレイな音とキラキラ光る金色の光。 すごく特別な気分だった。
あれが「幸せ」というものだったんだな。
思い出すとちょっと泣きそうになる。
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