2011/04/07 (木)
朝、クロネコヤマトに荷物を受け取りにいく。ダンボール2箱にぎっしりと詰まっていた。涙がでるほどうれしかった。我が家だけでは食べきれないのでとかつみちゃんと半分ずつ。そして東松島まで。
かつみちゃんはおよそ20年前、漁師と結婚した。夫の祖父母、両親の大家族の中で4人の子どもを育てていた。もう何年前だろう。カキとホタテが送られてきた。 「食べてね」と短い手紙が添えられていた。おそらくお舅さんたちに遠慮や気兼ねをすることもないくらい、立派な嫁になったのだろう。何よりもうれしかった。
しかし地震はその生活を一瞬に奪い去ってしまった。わずか30分後だったという。チリのときはここまではこなかったからといって、浜の一番高いところの家の2階に避難した6人が犠牲になったという。
かつみちゃんのご主人は「海でしか生きられない。必ず再起する」といっていた。いつの日になるかわからないが必ずカキとホタテが届けれるだろう。もちろん和歌山にも。その日を楽しみに待っていたい。
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