2007/11/13 (火)
私は野菜など食わなくてもいいと思っていた。うまいとも思わなかった。とくにきゅうりやトマトなどは私にとって貧しさの、食の貧しさの象徴であった。 小学生のころ、川で泳いで帰ってくるとちゃぶ台の上にはきゅうりとトマトぐらいしか食べるものがなかった。 結婚してからも、体にいいからといわれたので食べていたに過ぎなかった。二人で外食してもキャベツは食べてもきゅうりとトマトは必ず残し、妻に叱られてばかりいた。
野菜作りをはじめたばかりのある真夏の日、まだ小さめのきゅうりをかじってみた。真っ赤に熟したトマトを丸かじりしてみた。野菜の本当のうまさを知った瞬間であった。私が野菜つくりをする大きな理由のひとつである。
ヤーコンがすごい。ていねいに掘るとひび割れも少ないような気がする。
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