私は午前中農園生活、午後から勤務でちょうどニュースステーションが始まるころに帰宅する。帰ると真っ先に冷凍庫から氷を取り出し、まずはロックで一杯。太りやすいという体質のため夕食は酒とつまみのみ。こんな生活がもう５年。体重こそ減ったもののウェストはほとんど変わらない。

私の農の師匠は豆腐屋アワちゃん。高校の後輩で研究熱心だが、本業が忙しく農園は閉園状態。実は彼は将棋の名人でもある。ところが現在は将棋とは縁を切っている。
彼曰く「将棋で優勝しても誰も喜んではくれなかった。野菜つくりをはじめてみんなに食べてもらったらおいしい、おいしいといってみんなが喜んでくれた」

私の田舎の同級生には農家出身者がかなりいる。私が野菜つくりをやっていることをその同級生たちは信じられないという。酒飲みでグータラな男が鍬をもてるのかって。
その同級生曰く「そんなにいっぱい作ったって、どうせ人にやるだけだべー」
答えて曰く、「おれの作った野菜をおいしい、おいしいといって食ってもらったら、うれしいべー」

私が５００坪の畑で野菜づくりをする理由はこんな単純な理由である。

［画像１］昨日収穫したアピオスと短形のナガイモ（？）。もしかしたら去年のヤマト芋かもしれない。
［画像２］タマネギの苗（ラッキー）。今月末に定植の予定。
［画像３］今日収穫のモッテノホカと黄菊。