2004/09/16 (木)
夏〜秋は各地の道の駅やJAで新鮮な野菜が一袋100円などの 破格値で売られている。思いがけないおもしろいものがおいてあるのを 見つけられるのも魅力のひとつ。
先日も、パックに入った「ウマブドウ」と表示のある品物が目にとまる。 あまりおいしそうに見えないけど、本当にブドウなのかなあ? 買って帰って山の男(父ちゃん)に聞けばわかるかもしれないが、 食べる気力の湧かない色合いの実だったので買わずに帰ってきた。
なんとしたことか、父ちゃんも母ちゃんも知らないと言う。 気になるので、やはり調べる。自分で調べる。
そうしたら、「ウマブドウ」は野ブドウの一種であることがわかった。 漢方的薬効成分があり、おもしろいのは全国で呼ばれている名前が異なること。 サルブドウ・ヘビブドウ・イヌブドウ・ネコブドウ・ウマブドウ・・・・ぷっ、ほんと?
「中国の薬草学の集大成である『中薬大辞典』では、 清熱解毒・・・熱を冷ます作用・体に蓄まった毒素を分解する作用 活血散淤・・・血行改善作用 去風除湿・・・リウマチや神経痛の元と考えられている『風・寒・湿』のうち 『風』と 『湿』を取り除く鎮痛作用。 ほか、止血作用、利尿作用、解毒作用、消炎作用、消腫作用などの効用が 記されているそうである。サプリメントまであるのか。デザートじゃないんだね。
※利用法 『虫刺され、うるしのかぶれ、アトピー、日焼け、小児ぜんそく また皮膚のしみにも効果があるみたいです。』 用 法 実の収穫時期なら生の実の汁をそのまま塗り、それ以外の時期でしたら 注出液を小児ぜんそくには乾燥したものをすりつぶして与える。 しみぬきには湿布薬みたいに(一日に1〜2回取替え)1ヶ月程で効果現る。 注出液の作り方 焼酎1.8リットルにうまぶどう300〜400g(3ヶ月で利用可能) 湿布薬の作り方 うまぶどうの汁で小麦粉をこねる。時期外は注出液で これをガーゼ等に塗りテープで止める。 ※傷み易いので少量ずつ作る。
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