樋口明雄さんの「男たちの十字架」をやっと読み切った。著者の作品は「光の山脈」が面白かったので期待してページをめくった。しかし、なかなか進まない。荒唐無稽という点は我慢できるが、前半の部分は都会の中国マフィアの抗争が中心で登場人物が名前と一致しない。久しぶりに読むことを断念しそうになった一冊だった。