2012/05/02 (水)
連城三紀彦さんの「嘘は罪」を読んだ。 12編の短編小説で、男女の不倫願望、疑惑、不信感が思わぬ展開でまとまっている。 1編は30分ほどで読むことが出来る。
「罪な夫婦」という短編が面白い。 夫婦で営む居酒屋にふらっと中年女性が入ってくる。 それも雨の日にやってくる。 常連客の一人と結びつけようとするが・・・・ お互いに話はなかなか進まない。 ふと奥さんはこの女性が自分の主人を目当てに来ているのではないかと思うようになる。 女の感がそれを見破っていた。 果たして結末はどうなるのか。
たまにはこんな異空間の物語も楽しい。
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