なんと素晴らしい短編集だろうか。草すべりは浅間山の外輪山にある山の斜面である。ここでを、旧友である女性と歩く。どんな関係なのか、その後どうなったのかは想像するしかない。その他2話が収められている。作者は、群馬出身で医師である。出身地の風景が自分としても懐かしい文章で書かれていた。読後感はさわやか