家路を急ぐ車の中で見たものは、まさにおぼろ月夜のようなぼやーっとした満月の風采でした。我が目を疑ったのだが、まぎれもなく西日の太陽そのものだった。ぼやけてみえたのは、あとでわかったことだが、中国からの黄砂のせいだった。 今日は実に暖かい陽気で、日中は仕事着の上着をぬいでもいい状態だった。きっと畑の子ども達はさぞ元気よくすくすくと育っているのだろうと想像したのである。