2007/11/24 (土)
今日はいい天気で、暖かかったのですが、先日からの仕事でブルーベリーを見る時間も有りませんでした。
やっと先ほど午後11時に出来上がりました。
私のHPのあれこれを読んだ方はお分かりかとも思いますが、本業は自動車整備をやってます。 ブルーベリーネタがないので今回の仕事について書いてみます。
今回の仕事は、エスティマの3リッターV6エンジンの載せ買えでした。 ユーザーのオイル管理が悪く、オイル下がりとオイル上がりが激しく1000キロでオイル量が半分になってしまいいつも白煙を吐く状態で、オーバホールするか中古エンジンに乗せ買えるかどちらかしか方法は有りません。
今回はユーザー自身がネットで中古エンジンを見つけてきて、私は乗せ買えだけを請け負ったわけです。
送られて来たエンジンはミッション、メンバー、ステアリング付きで、先方いわく全く同じなのでポン付けOKという事でした。 これが後々大変な事に。 ポン付けとは、業界用語で改造や取替え部品無しにソックリ付け替えだけの事です。
先方の言う事をうかつにも信用していました。
今回の作業は、エンジン脱着のみで作業点数10。 要するに10時間の作業と言う事で、デーラー等では時間8000円位なので80000円。 私のところではもっと安いですが。
初めての車種と言う事でもう少し時間がかかっても二日で出来るだろうと思っていたのですが。
他の作業も間に挟んで何とか二日で終わらせようとエンジンを積み終え夜に仕上げにかかった所、ステアリングのタイロッドのネジがうまくかからない。 元々やりにくい作業なのでエンドを外してやり直してもかからない。 おかしいなー、ネジ山が痛んだのかと見ても正常ここで、もしや・・・・径が違う・・・・ 測ってみると、ゲゲッ違うじゃん!!!
頭がクラクラ、ステアリングラックを元付いていたものに戻さなくては。 でも一度付けたエンジンをメンバーごとづらして隙間を作り知恵の輪のようにして取替え。
ここで二日目を終えて三日目。 さてエンジンオイル、オートマオイル、冷却水を入れてエンジン始動。 アレッ、かからないと言うかスターターが回らない。 配線の接続ミスかと見てみるが問題なし。 テスターでスターターへの信号を見てみるが電気が来てない。 何故?
オートマミッションのインヒビタースイッチが不良なのかと元のを外して付けて見ようとしたら、カプラが違う。
ここで悪い予感。 冷や汗が流れる。
もしやハーネス(配線の束)が違う?
室内のコンピューターに入るカプラの配線の色を一本ずつチェック。
ヤッパリ違う!!
もうここで頭がクラクラして来ました。
エンジンを外したままでハーネスの取替えなら一時間もかからないのですが、この車V6エンジンが横置き、前バンクは見えているが後ろバンクは見えない上その後ろをハーネスが回っている。
ハーネスは太い場所で直径4cm以上、カプラもたくさん付いているので直径10cm位のスペースを作らないと外せない。 その上Vバンクの間にカプラが三個、手もろくに入らないし全く見えない。
三日目は、娘の公演を見に行く為、午前中で作業ストップ。
そして四日目の今日朝から作業にかかり、出来上がったのは午後11時。
疲れました。
人のいう事を信用したばっかりに、えらい目に合いました。 これだけ時間がかかっても、最初に金額を決めて請け負ったので、追加はもらえずえらい損ですわ。
これからは、もっと疑ってかかりましょう。
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