大量のシャシャンボの枝
2007/03/14 (水)

harenotikumori.gif 先日、シャシャンボ接木の特許が拒絶通知されているようですと、メールを下さったAさんから、シャシャンボの枝が大量に届きました。

Aさんありがとうございます。

Aさんは、昨年からブルーベリー園を造園中で、近くで沢山シャシャンボが自生していて、シャシャンボ接木を作る為に採った枝を送って頂きました。

本格的に栽培しようとすると、大量のピートモスを混和して栽培するのが一般的ですが、土壌によってはピートモスの混和だけでは難しく、そのような土壌ではチップ栽培が取り入れられつつあります。

しかしピートモスの大量採掘により環境問題が心配されたり、品質の良いチップは製紙原料に、品質の劣る物は最近燃料にされるため、所によっては値段が上がってきているようです。

私も畑を借りてもう少し広げたいと思っているのですが、チップ栽培は一つのネックになりかねない問題です。
一度チップを敷き詰めると返す時には産業廃棄物になるからです。
そこで、シャシャンボの接木ならそのままの土で栽培出来るのではと期待しています。

このシャシャンボを挿し木して接木となるまではまだ先のことですが。

早速挿し木の準備にかかっています。


シャシャンボと共にガルフコーストの苗を頂きました。

この苗は、チップでの栽培テストの依頼を受けている野ですが、昨年挿し木してチップの苗床で育った物だそうで、この25L鉢一杯位の根が付いていました。

わずか一年でこれだけ根が出る物かと驚きです。
私の使っているチップより細かい物が多く半分バーク堆肥に近いものです。

これを見ると鉢で植えるより畑でのチップ栽培をした方が良いようです。

畑にはチップの畝が空いている場所があるので、苗床として昨年の挿し木の一部を植えてみようと思います。

HPを通じてAさんのように色々良くしてくださる方が多く、私もこの輪を広げるようにして行かねばと思います。

i0 i1 i2 (1) 大量のシャシャンボの枝。
(2) 25L鉢に仮植えしたガルフコースト。
(3) 一緒に送られてきたチップ。
 
ブルーベリー日記
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