無題
2014/07/13 (日)

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ランを購入!


i0 i1 i2 (1) ラン

嫁が育てているいろいろなラン。
(2) ー ー フーラン ー ー

仲間入り♫

春から秋にかけて、屋外で栽培している場合はナメクジに葉が食べられることがあるので気を付けましょう。また、通風が悪いとカイガラムシ、ハダニが発生することがあります。春に暖かくなってくると特に発生率が高くなりますので、薬剤散布をして予防に努めます。

●乾きに強く過湿に弱い
●真夏は直射日光を避ける
●風通しの良い環境を好みます

日本、中国、朝鮮半島に1種類が分布する常緑性のランの仲間です。日本では関東南部より西の地方に自生します。地面などに生えているのではなく、樹木の太い幹や高いこずえにくっついて生活します。葉、花、香りの3拍子が揃った鑑賞価値の高い植物で、古くは江戸自体から栽培されています。フウランの中でも奄美産のものを奄美フウランと呼びます。奄美フウランも普通のフウランと基本的には同じものなのですが比較すると全体的に大型です。



 強健で育てやすい植物ですが、性質を理解して育てる上に気を付けなければいけないポイントが何点かあります。加湿にしないこと、風通しの良い環境で育てることなどが基本的なポイントとなりますが、詳しくは以下の項を参照にしてください。特に冬の水やりについては気を付けたいことの一つです。

 春から秋にかけては日当たりと風通しの良い屋外で育てます。ただし、真夏の直射日光はフウランにはきつすぎて葉が焼けて生育が衰えることがありますので、夏は直射日光を避け、半日陰の場所で育てるようにしましょう。ベランダで育てている場合、コンクリートの照り返しなどにも気を付けた方がよいでしょう。通風の良い環境を好むのでつり鉢にして育てるとよく育ちます。
 冬でも5℃以上の気温が保てるようにすると、株のコンディションも良い状態に保て、比較的春早い時期に休眠からさめて生育を始めます。低温にもよく耐えるのですが、株が衰えたり霜や凍結によって枯れることもありますので冬は室内に取り込んだ方が無難です。

 乾燥に強く過湿に弱い性質があります。水やりは水苔(植え込み材料)の表面が乾いてから与えるようにします。あまりからからに乾かしすぎると水苔が水をはじいて吸水しなくなりますので気を付けましょう。
 特に冬は休眠期にあたり、水をあまり必要としませんので乾かし気味に管理します。冬は月に2〜3回程度の水やりで充分です。冬に葉にしわが寄ってしなびたようになりますが、これはフウラン自らが冬の寒さに耐えるために根の生育活動を抑える結果起こる現象ですので、水切れと勘違いしないようにしましょう。自ら水の吸収を抑えているために水をたくさん与えても意味がない上に根ぐされの心配があります。
 休眠期に水を与えすぎると、春に生育がはじまった時に葉が落ちて株が枯れてしまうことがあります。冬にしわしわになった葉は生育がはじまると戻ります。
 肥料は春から秋の生育期間に2000倍程度に薄めた液体肥料を月に2〜3回与えるようにします。普通の草花に与える程度の濃さ(液体肥料500倍〜1000倍)は少し強めですので気を付けましょう。

 基本的に水苔を使用します。ヘゴ板や天然木などに貼り付けて育てることもありますがその場合も根に水苔を巻きます。

春に暖かくなってきたら植え替えを行います。4月下旬から5月にかけてが植え替えの適期です。湿らせてかたくしぼった水苔を使います。根を水苔でボール状に覆うようにして植え付けます。水はけをよくするために中央を高く盛り上げるようにしましょう。鉢は水はけの良い素焼き鉢が適しています。さらに水はけをよくするために鉢の中央に発泡スチロール片や木炭を入れることもあります 。水はけをよくするために植え付ける前に鉢底に防虫網を強いた後、鉢かけや大粒の軽石などを敷いた方がよいでしょう。

化粧鉢(観賞用のための鉢で美しい色彩のものや、『春蘭鉢』のようにそれぞれの植物にあわせた専用の化粧鉢などもあります)で育てている場合や鑑賞目的の場合、鉢から大きく盛り上げるような仕立て方をしているものもよく見られます。画像ではわかりにくいかもしれませんが鉢の縁から大きく盛り上がって植えられています


 根元から子株が吹きますので、その子株がある程度大きくなったら株分けして増やすことができます。タネを採取して無菌培養で育てることもできますが、基本的に実生栽培はビギナーには難しいと思います。



(3) ー ー ナゴラン ー ー

仲間入り♫

季節・日常の手入れ
花が咲き終わったら、花茎は付け根から切り落とします。 ポイントは葉焼けさせないことや植え付けのやり方です。

日当たり・置き場所 ポイント
強い日射しに当てると葉が焼けて生育が弱ります。ナゴランはさほどたくさんの葉を出さず、1枚ずつの葉っぱが生育にとても大事で、葉を傷めることはよくありません。

冬〜春は十分日に当てて大丈夫です。初夏以降は直射日光を避けた明るい日陰に置きます。風の通る場所でよく育つので、木陰などに吊して育ててもよいでしょう。真夏は暑さを避けるために、様子を見つつさらに日陰に移してもよいでしょう。気温が高く、熱の溜まりやすい場所では特に日射しに気をつけてください。一年を通して日当たりのよい場所なら、初夏と秋は30%〜50%、夏は60%〜70%の遮光が適当です。

暖地性の植物なのでやや寒さに弱いです。冬の最低気温は5℃以上、10℃前後保てればなおよいです。寒くなったら室内に取り込みましょう。暖地や亜熱帯地域なら屋外で冬越しできます。

水やり・肥料
春から秋の生育期は乾いたらたっぷりと水を与えます。空気中の湿度の高い環境を好むので、水やりにくわえて葉に水をかけてあげましょう。低温下ではあまり生長しないので、冬はやや乾かし気味に管理します。肥料は春から秋の間、月1〜2回程度、薄めの液体肥料を与えます。


用土
水ゴケを用いるのが一般的です。へご板などに貼り付けてもよいでしょう。

植え替え・植え付け ポイント
ナゴランの植え付け植え替えの適期は霜の心配がなくなり、気温が十分上がる5月頃です。素焼き鉢を用い、通気性をよくするために中心を盛り上げて、芯には発泡スチロールや木炭を入れて根を広げるようにして植え付けます(鉢が小さく、メッシュ鉢のように通気性のよいものであれば、芯は入れなくても大丈夫です)。若干小さめの鉢を使うのがコツです。鉢が大きいとなかなか乾かずに通気性が悪くなるのでよくありません。同様の理由でプラスチック鉢もあまり適しません。プラ鉢を使うなら、メッシュ鉢がよいでしょう。

ふやし方
基本的に一般では増やすことがむずかしいです。市販されている株は無菌培養や培地で実生された(フラスコのようなビンの中に栄養を入れた培地をつくってそこにタネをまく)ものが多いです。

かかりやすい病害虫
葉にカイガラムシが付くことがあります。早めにこすり落として駆除します。

まとめ 
春から秋は直射日光を避けます
風通しがよく、空気中の湿度の高い環境を好みます
冬の最低気温は5度℃以上、できれば10℃前後

 
大きくなぁ〜れ♪ しろペンギンのよちよち菜園記 (^O^) 
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