朝から雨の予報に反し降らないので、昨夜の強風で落ちた実を掃除しながら、ここ数日続くであろう雨に対応するため、数本の樹を総取りしてデータを収集しました。

接木して４年目のパトリオット（矮性）は、約２０％は既に摘み取りし、約１０％の未熟果を残して２．５kgでした。その結果、約３．４kg程度の生産能力ということが分かります。

同じく接木して４年目のオニール２本で２．５kgでしたが、既に２５％程摘み取りしており、まだ未熟果実が１５％程度残っているので、その生産能力は、１樹当り２kg程度ということになります。　オニールは葉の密度も少なく、どうしてもひ弱な印象は拭えませんが、極早生時期の甘味系品種の地位は譲れそうにありません。

樹勢の強いスパルタンは１樹で４．５kg、既に２５％程度は摘み取りしており、未熟果も５％程度見込むと生産能力としては６．４kg程度となり他の追随を許しません。　まだ樹齢４〜５年であることを考慮すると、樹勢を維持出来る根の状態を支える土壌改良さえ充分なら更なる能力が期待出来そうです。勿論この樹も接木栽培です。

なお、雨の予報があったのでお客様はお見えにならないだろうとの予想に反し、重ならない程度に次々とお見えになり対応することが出来ました。
皆様、ありがとうございました。