研修2日目
2011/10/04 (火)

ame.gif 研修2日目は生憎の雨模様、ホテルを出発してまずは近くのコンビニにて傘を購入。

最初の園は、都城市で数年前から観光農園を開き現在もその規模を拡大中の若きO氏夫妻の園です。わざわざお二人で我々3名を案内していただきました。

何箇所かに分かれて存在する園はいずれも特徴のある園で同時に4箇所の園を効率的に研修できたような印象です。
今後近いうちに更に20aの植付を予定しているとかで若いことは無限の可能性を持っているとの印象を強く受けました。

各園の特徴は以下のとおり
(1)事務所兼受付の建物やウェルカムゲートがある第1農園は、ラビットアイとサザンハイブッシュが収穫時期順に整然と並ぶ観光摘み取り園
(2)第2農園は、第1農園のバックアップ用で管理に手がかからないよう植え付けられた20aほどの園で第1農園から歩いて1〜2分の手頃な距離にある園
(3)第3農園は主として苗を育成する園で、高樹齢の大苗は収穫も可能なように露地植えされている。凡そ5000本もの素晴らしい苗が常に理想的に管理されている。
(4)第4農園は少し離れた場所(車で1分)にある園で最近脚光を浴びているブルーベリー茶の原料収穫用の園。第2農園より更に管理に手が掛からないように植付されている。
(5)第5農園は今後植付される予定で主として生食用高品質果収穫を目的とした園になる予定と聞いたが細部はここでは省略。

お二人に感謝しつつ、次の園へ向かいます。
こちらも同じ都城で約10年前から栽培に取り組んでおられるN氏の園です。

大きく立派に育った園は奥様とお二人の性格そのままに丁寧な手入れが行き届いた園で、以前に訪問した時より更に樹高も高くなって防鳥ネットを突き破っていました。
この園もその前に訪ねた園と同様に新燃岳の降灰が多かった園ですが、意外にも影響は少なかったようです。
こちらでも我が園同様に温暖化?による影響からか樹勢に比し結実の悪い数種をどう対策するか悩んでいるようでした。また、宮崎県は鳥インフル、口蹄疫、新燃岳と次々に発生する災難によって来訪客の減少に悩んでおり、この辺りの対策と合わせた経営方針が必要とされているように感じられました。
こちらで近くの野菜農家レストラン?で大変美味しい昼食をいただきながらしばらく歓談できました。

本日最後の研修先は、高原町で1.2haの観光摘み取り園を兄弟で経営する園です。
広大で良く管理された園ですが、コガネの被害や前の経営者が植え付けた際の手抜き(?)の影響が残る部分があり対策に苦慮しているようでした。

以上、1日に3箇所というハードスケジュールでの研修でしたが、同行の3名それぞれに貴重な体験を得て無事帰宅しました。

 
ブルーベリー作業メモ
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