研修初日
2011/10/03 (月)

kumori.gif 新規植付予定者2名に同行しての熊本、宮崎方面研修の1日目です。

一日目は、基準とすべき園を見ておこうということで地元ブルーベリー研究会の会長が管理する園の状況を車内から観察して頭の中に焼き付けて出発

最初の目標地熊本県の山都町(旧蘇陽町)は、日本ブルーベリー協会の九州における最初のシンポジューム会場となった地であり、中心施設「そよかぜパーク」と物産館の商品充実には目を見張るものがある半面、以前の賑わいとはかけ離れた地域の様子(観光客などの減少傾向)に今後のブルーベリーを取り巻く環境の厳しさを再認識しました。

物産館で買い物をした後、引き続き同じ町内にある植付から30年近くなるK氏の園を訪問、その充実した樹が並ぶ園の様子と8000本近い大苗が整然と並ぶ苗育成園を見学、植付適期を過ぎたとは言えこの大苗を我が地域でのブルーベリー園経営に活かすことが出来ればとの想いが膨らみました。

その後経路途中の高千穂で昼食をいただき、改善された道路(R218、延岡道路、東九州道、R10など)を通って西都市へ移動。西都市は農業が盛んな町で最近では完熟マンゴーの生産などで知られています。
その西都市で仲間達と共に2箇所で4haものブルーベリー園を経営するM氏に園の状況を見学させていただきました。

数年前ポット栽培を止めて露地栽培に切り替えたという園は広大で、広い間隔で育つ大きなブルーベリーはのびのびとしていました。今後の課題は「巨大な生産量をどう販売(摘み取り園経営)するか」ということのように見受けられます。

次に訪れたのは、同じ西都市の古墳遺跡が残る台地上でブルーベリーを組み込んだ民宿経営などを行うM氏の園です。
この園は以前にも訪れたことがあり、その後の様子なども知りたいと思っていたところでしたが、最近はお客さんが極端に少なくなったということでした。M氏は大学などとも連携し、除草にガチョウやヤギを使ったり、園内にガーデンゴルフ場(?)を設置したりと参考になる取り組みが印象的でした。

その後、宮崎市内のホテルにて反省会を兼ねて夕食、資料を整理しました。

 
ブルーベリー作業メモ
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