３日には近くにある北九州空港にいつも駐機している飛行機？が行方不明になったというニュースが流れ心配していましたが、昨日遭難（墜落）していたことが報じられていました。ご冥福をお祈りします。

遭難場所付近は車で何度か通過したこともあります、阿蘇外輪山の中でも北西の方にあり、熊本市や菊池市方面に抜ける際には気持ち良く走れる高原道路（ミルクロード）なのでわざわざカルデラ内には降りないで走ったものです。

悪天候下で離陸した直後ということで何が起きたんでしょう？
まだ高度も低く、薄暗くなり始めた夕方で、雪の混じった低い雲に旋回上昇しながら標高のある山岳地に侵入したとするとかなり危険な要素が揃っているようです。

飛行経験はかなりあるようなので注意すべき状況だとは認識されていたことと思いますが、お隣に座るのは奥様ですからバーティゴなどに入ってしまったらかなり難しい状況に陥った可能性もありそうです。

直前までレーダーに映っていたということですが、レーダー管制を受けていたようには報道されてないので有視界飛行方式だったのかも知れません。報道では有視界巡航高度である６５００フィートへ上昇することが交信記録にあるようですから、雲に入って上昇するための管制承認が得られるまで危険な低高度を維持したのかも知れません。

いずれも報道内容からだけの推測ですが、結果的には「夜間（夕刻）、有視界飛行、レーダー管制無し」という事故発生の３要因を満たしてしまったようです。