2004/03/09 (火)
正直なんだ、おじいさんは。 痛い苦しい不安だ怖いってここまではっきりきっぱりいう男も珍しいぞ。 今日は、「わしはもう病気でノイローゼじゃ。精神安定剤が欲しい」「もう立つことも座ることも寝ることも嫌じゃ」と言っていた。おばあさんに「空でも飛んだらどう?」と言われていたが。 とうとう自分で担当医の先生に電話をかけ薬が欲しいと言い叔母に病院に行ってもらっていた。叔母がよーく症状を話し効き目の軽めのうつの薬をもらったらしい。 いいんかなー。安易に薬にたよるのやめたほうがよかないか。 毒にも薬にもならないタブレットかなんかないかな。精神安定の薬だっていってプラシーボ効果をねらったほうが良さそうにも思える。 ご飯もよく食べるしぜんそくも出なくて元気なようにみえるのだけれど。 感情の起伏が激しい。寂しいのにも耐えられないみたい。 「おばあさんが歯医者に行ったら一人になる」とかぽつりと言ってたし。 「ストーブの火の調節とか植木鉢の水やりのこととか考えることが多すぎて気苦労がたえん」とはた目には全然たいしたことない小さな小さなことを思いつめていて滑稽だけど痛々しい。
どしたらよかんべぇ。 泣き笑いな話が増えていく。 畑に行けない日はおじいさんおばあさんのことでいっぱい。 ま、笑うこと笑わせることだな、きっと。笑いもできなくならないうちに。 いつも笑いをくれるひ孫のみーちゃんに助けられている。その存在が光。
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