2004/02/16 (月)
くん炭用の穴予定地の周りの草取りをしていると何やら話し声がする。 隣の叔父叔母の畑の柿の木やキャベツなんかを上手につくっとると、大声で褒めながら見て回ってる二人組。 褒められて(うちの畑じゃないけどさw)黙ってるのもなんなので出て行って「こんにちはー」と挨拶してみる。 下の土地で烏骨鶏をやっている方(うちにも卵を分けてくださる)とその知り合いだった。 聞けば叔父の畑に迷い込んだ烏骨鶏を見つけて見にきたと言う。 見ると、ほんとだ、羽は純白で顔の黒い鶏が防風林の下に。 雄なのでその方の鶏ではなかったそうだ。どこかから逃げ出してきたか、誰かがわざと逃がしたか(そういうこともよくあるみたい。小学校の校庭に放したり)…。 ここで暮らすつもりかな、というと、暫時イタチやハクビシン(!)にやられてしまうみたい。おお…。 今夜、ハクビシンくんちはご馳走だ。ミカンばかりでなく鶏も食うのか、ハクビシン。 物置小屋にかくまえるかも、と思ってしばらく「こっこっこー」と追っかけたが「ここここ、」と逃げてつかまらぬ。 今夜一晩の自由を味わうというならそれも仕方ないこと。飛べれば、いいのにな。
うちの畑を見て、今度、管理機で叩きに来てやれと烏骨鶏のYさんがその知り合いの花畑のIさんに言う。 「おお、やっちゃるやっちゃる」とIさん。 ツルハシや平鍬で畑を起こしているとプロの目には奇異に映るのだろ。見ちゃいられないか。 隣のタバコ畑のおばさんも「だいぶ畑になったねー。まあ、機械でやったら一時じゃにねぇ。」と笑っていた。
えへへへへ、と私も笑う。ええ、だいぶ畑みたいなもんになってきました。 機械も手に入れるすべがないわけでないけども、あと暫くは鍬でやってたいなとぼんやり思う。 なんか、面白くなってきてしまったのです。あとしばらくは、このままで。 暇人です。ほんとは暇でいちゃいけないんだけど。 …あとしばらくは。
Iさんにカスミ草一抱え戴いた。ほんと、畑にいくと誰かしらが何かしらくれる。あー早くお返しできるものを収穫したいわw カゴ一杯に可憐な花を乗せ自転車をこぐ私自身はとても可憐とは言い難い。 自分で編んだビロビロの毛糸帽、首にタオルを巻き、ぼろのズボンには草の種いっぱいくっつけ、何故かスノボのウェアをはおっておる。 カスミ草に囲まれたその姿は可憐っちゅーか、まさに憐れむ可(べ)し、といった風情。 すれ違いざまに知らないおじさんがとがめるような目をしたのは見なかったことにしておこう。
明日、うこっけいがまだ畑にいたら、いいなぁ。無理か><
《本日の作業》 ・溝堀り1m進める ・水遣り(申し訳程度に) ・草取り。祖父の、何か知らんがちっこい柑橘類の木、ニンジン、黒丸大根、くん炭用の穴予定地のあたり ・南西エリア耕す(烏骨鶏騒ぎであまりすすまず><) 《本日のお写真》 左:逃げ惑う烏骨鶏 中央:〃 右:いただいたカスミ草
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