上棟式
2012/06/06 (水)

公益財団法人日本補助犬協会で補助犬訓練センター上棟式が行われた。
補助犬は、聴力障害者のための聴導犬、肢体障害者のための介助犬、視力障害者のための盲導犬の3種類であるが、日本補助犬協会はこの3種類すべてを育成している国内で唯一の団体で、かつこの3種類の補助犬を認定できるのも国内では日本補助犬協会のみ。

補助犬法成立とともに設立され、NPO、社会福祉法人、公益財団法人と法人格を変えながら歩んできて今年で10年目を迎える。しかしながら運営のすべての経費を寄付で賄うということは相当に大変なことで、なかなか思うような成長を遂げられないでいる。現在も3種の補助犬は、それぞれ違う訓練施設で育成されている。

今回、JKA(旧自転車振興会)の補助金を得ることができ、すべての訓練施設と事務局を統合する訓練センターの建設をすることになった。通常なら鉄骨造となる規模の施設だが、補助金は工事費の2/3なので1/3は自己負担となるため、工事費の減額を計るため木造で建築されている。

訓練センターはこの秋完成する予定で、この施設にすべての機能が統合されれば、より質の高い補助犬の育成が可能になり、より効率的な組織運営が可能になる。

今日はその上棟式。あいにく朝から強い雨。そういえば地鎮祭も雨だった。棟木既に先週のうちにあがっていたので、数日遅れの棟上げということになる。
建物の四隅に塩と御神酒をまき、棟梁が飾った幣串に拝礼して工事の安全を祈願した。場所を変えて既に建っている聴導犬訓練所でささやかに御神酒で乾杯し、直会という名の昼食会を行った。

普通は棟木を上げたところでやるので夕方からというのが普通だが、今回はお昼時なので職人さんたちもアルコールはほどほどに、すぐに午後の仕事にとりかかっていた。

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縦振屋精兵衛菜園残日録
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