広島出発
2012/05/17 (木)

長逗留して兄嫁に嫌がられても困るし、自分の畑も気になるし、予定していた面会や次の仕事のための材料集めも終わったので、帰途につくことにして、昼前に実家を出発した。出掛けに用意していたらしい飲料やら食物やらを「無理せずに、休み休み行ってね」という言葉とともに持たされる。

帰りのルートを山陰周りにするか、ストレートに山陽道〜東名にするかで迷っていたが、遊びなしの最短距離を選ぶことにして、尾道インターへ直行。京都の先で工事渋滞が若干あったものの概ねスムーズに流れて、4時前に草津インターでおりた。

苦境にあったとき何度も手紙をよこして心配してくれた義叔父を訪ねた。叔母をなくして米寿に手が届きそうな年寄りが一人で住むには立派すぎる一軒家だが、招き入れられたリビングは多くの書物が平置きにされていたが、意外にこざっぱりと片付けられていた。叔母さんに線香をあげさせてくださいと頼むと、うちは神道だから焼香というのはないんだけどと、和室にしつらえられた神棚に案内された。真新しい榊が活けられていた。位牌も遺影のない神棚だったが榊とロウソクの灯りだけの清新なたたずまいに、教えられたとおり二礼二拍一礼した。
「酒が入らないと話ができない。今日は泊まって行きなさい」というお誘いを断って、再び草津インターから東名阪に乗る。

しばらく走って御在所サービスエリアで日が暮れた。車中泊を決め込む。駐車したときは周囲は乗用車ばかりだったが、そのうち空きスペースになって1台だけ取り残されたようだったが、程なくして両サイドに大きなトレーラーがとまって、いい具合に外からの視線も光も遮断してくれた。SAでの車中泊はトイレ食堂コンビニ完備で思いの外快適だった。
食事を済ませた頃から天気が崩れだし、稲光が差し雷鳴がとどろき始めた。そのうち大粒の雨に強風と凄まじい天気になってきた。モバイルWiFiでしばらくPCを開いていたが、シュラフにもぐってすぐに熟睡してしまった。


i0 (1) 御在所SA
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縦振屋精兵衛菜園残日録
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