公益財団法人日本補助犬協会の盲導犬訓練施設の地鎮祭が行われた。現在敷地内には聴導犬の訓練棟のみが建っていて、盲導犬と介助犬は別々の施設でトレーニングが行われている。この施設が完成すると全ての機能がこの場所に統合され、団体の運営も補助犬のトレーニングもより効率的に行われるようになる。
建設費の多くをＪＫＡの補助金に頼っての工事だが、相応の自己負担金も必要となる。昨年の東日本大震災の影響で落ち込む募金に加え、あすなろ学校を開校した企業が、突然経営上の理由で閉校と寄付の中止を通告してくるなど、経営面での心配は残る。一層努力するしかないが、安定した補助犬育成には欠かせない通過ポイントであることは間違いない。

雨の降りしきる中、テントの中での地鎮祭となった。神職は女性だったが、ほぼ女性だけで運営するこの団体には似合っていたかも知れない。