2012/01/29 (日)
昨日、今日と雪は止むことなく降り続く。 宿を出てすぐに山寺へ向かう。芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」を詠んだことでも知られる天台宗のお寺で、宝珠山立石寺という。奥の院までは1000段以上の階段を登らなければいけない。しかも積雪量は50cmを超えている。とにかく五大堂まで登らねば山寺へ来たことにはならないと覚悟を決めて登ってきた。 五大堂まであと僅かというところで、僅か数分間だけ雲が切れて青空が見えた。色を失っていた世界に陽が差して、墨絵が絶景に変わる。すぐに曇って再び降り始めた雪は新幹線に乗るまでやむことはなかった。
山寺を出て寒河江の先の大江で腰まで雪に埋もれながら最上川を撮り、再び山形市内に戻って文翔館と名付けられたかつての県庁舎を撮ったところでタイムアウト。 今年も友人が用意してくれた啓翁桜の束を土産に帰路についた。
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(1) 山形市、宝珠山立石寺(りっしゃくじ)、通称山寺 奥の院より
(2) 山寺、崖の上に立つ納経堂
(3) 大江町楯山公園より左沢の蛇行する最上川
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