自然乾燥米
2011/12/03 (土)

ohyaさんが自然乾燥米を販売されるというので、その記事がアップされた直後に申し込んだ。同梱の洋梨の熟成を待って送ってくださるということだったが、待っている間に親戚から30kg、友人から20kgの新米が届いた。
現在は娘を入れて三人住まいだが、娘はほとんど外食で済ませてくるので、実質的に夫婦二人で消費している。

そんなところに、今日、ohyaさんから荷物が届いた。私が友人などに押しつける野菜のパッケージに比べると、丁寧かつ美しく荷造りがしてある。改めてこれがohyaさんの本業なのだと思い出す。
即賞味可能と書いてある洋梨を早速頂いた。洋梨独特の舌触りも渋味もなく、やや柔らかな果肉は甘くて溶けていく。
ところで、これで米は全部で60kg、昔風にいうと1俵。田舎から送ってきた米袋の30kgは、7日に補助犬協会に差し入れることにした。

刈り取り後はぜ掛けをして自然乾燥させた米は、機械乾燥の米とはあきらかに違う美味さがある。人手を要するあの手間とエネルギーを思うと、このくらい味に差が出ないと釣り合わないというくらいの違いがある。

トン当たりの生産コストがいくら、などというコストパフォーマンスでしか農業を語れない政治家や経済アナリストなどくそくらえだ。意外と農業関係者の中にも同じような考えの人が多いのに驚く。

おそらくこの国に米作が始まって以来伝承されてきた農業文化は確実に捨て去られようとしている。農法の転換はTPP参加でその動きは一層加速していくことになるのだろう。少しでもその加速を弱めることができるのは、生産者の努力などではなくて、消費者の協力なのだという思いがあって、ohyaさんの「はぜ掛け」のひと言に、条件反射のように即決で申し込みメールを送ってしまった。


【写真は明日4日撮影のもの】

i0 i1 i2 (1) 艶々として柔らかいレタス類
(2) モグラよけのペットボトル風車
効果はまずまずといったところ
(3) 陽だまりで日光浴でもしているのかテントウムシ
 
縦振屋精兵衛菜園残日録
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