初霜
2006/11/25 (土)

雲ひとつなく晴れ渡った。それほどの寒さではないが、畑に行くと、予想した通りにヤーコンや里芋などの葉が黒く萎れている。昨年より半月も遅い初霜が降りたようだ。

シマ菜を収穫していたら、「ダンナ(私のこと)の姿が見えたから」とベッコウおじさんが電動ドリル片手にやってきた。堆肥場を作っている最中だったらしい。「これ何?」と聞かれたので、「高菜と間違えて播いたシマ菜。漬け菜だから似たようなもんだけど」と答えると、「旨そうな葉っぱだねえ」と言うので、漬けるにしてもちょっと多すぎると思っていたので、渡りに船とひと抱えほど差し上げた。
ベッコウおじさん、今年は白菜を50株植えて、全部虫に食害されてしまったと言う。「農薬はやりたくないしねえ」に「やっぱりネットかぶせなきゃ」と言ったら、「ネットしていてやられたんだよ」だと。きっとどこかに隙間ができていたか、トンネルが小さかったのだろう。気の毒だけど、ご本人はあまり気にしてはいない様子だった。
帰り際、笑いながら「これ何だっけ?」、「シマ菜」、「そうだった、帰ってばあちゃんに教えなきゃ」だって。

今日は収穫物を鳩ヶ谷に届ける。お返しに庭になった甘柿を大量にもらってきた。「霜が降りたからうまいよ〜」の添え書き付き。

<今日の作業>
○赤タマネギ株元に籾殻
○通年貸畑、除草

<今日の収穫>
○ヤーコン3株、芋の大きさ、数、ともに昨年の半分程度。残りはどうだろうか。
○山芋撤収。葉の量が少なかったので心配していたが、その割にはまあまあの出来。昨年の1/3くらいか。
○シマ菜撤収。トウが立っていたので、葉を外しながら水洗いして持ち帰る。あとはカミさんの仕事。
○野良生えのジャガイモ。春作の取り残しが芽を吹いたのを放っておいた。カレーで3回分くらいはあるか。
○水菜、タアサイ、白菜、キャベツ、サニーレタス、人参2種、下仁田葱、ワケギ、二十日大根、大根。

i0 i1 i2 (1) 初霜が遅かったので、ヤーコンの花が咲いた。
写真ではアップで大きく見えるが、500円玉くらいの小さな花が2mの背丈のてっぺんに咲いている。
(2) 左上:高菜と青梗菜。通年貸畑の一番北側、木立の陰が落ちるので、真冬は昼までも土が凍っている場所。今朝もここだけ霜が残っていた。
右上:赤タマネギルビー(自作苗)、撮影後株元に籾殻を敷いた。
左下:購入苗
右下:地下足袋名人作苗
トンネル用ビニールを忘れて出かけたので、今日は露地のまま。来週末にトンネルをかける予定。
(3) 美しく紅葉したブルーベリー
日陰部分を背景に、シャッタースピード最速で撮影。画像処理ソフトで更にコントラストをつける。葉の色は見た目の印象の方がもっと鮮やか。
この葉に限らず、この1週間で街がすっかり秋色に変わった。
 
縦振屋精兵衛菜園残日録
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