左腕は昨日よりは幾分マシだが、まだ物をつかめるほどには回復していない。片手が利かないということがこんなにも不自由だということを改めて知った。折角の晴天なのに二日とも家でくすぶっているのもシャクなので、敢えて車で畑に行った。左手は使えないので右手だけの片手運転。最近の車はオートマでパワステだからハンドルは問題ないが、ウィンカーやハザードランプの操作が難しい。
冷たい風が吹きすさぶ中、ビニールがあちこちでばたついている。レタスがようやく巻き始め、サラダ菜や春菊も収穫時期になっていた。タマネギも徐々に元気を取り戻してきている。ほかには先週と変わるところなし。片手だけでは収穫もままならず、今日は巡回のみ。
年貸畑はすっかりきれいに耕運され、早くも区画割りの最中だった。既に半分ほどの区画割りができている。貸し主のＩさんに「早いですねえ」と言うと、「昨日いい天気だったので始めたら、今日はこんな天気だよぅ。最近の天気は読めないねぇ。」しばし雑談。去年は豆が不作だったと告げると、毎年２〜５反に豆を植えているが、去年は売り物ができなかったのだという。ハモグリバエの１種の虫のせいで、収穫もせず耕運してしまったらしい。１週間で成虫になってしまう虫に対しては、農薬も役に立たないので、今年からは耐病性の高い種に替えるのだという。「長いこと百姓やってきたけど、こんななぁ初めてだよぅ」と、素人ができないのは仕方ないとの仰せだった。