目覚めるとまわりの空気が柔らかい。温度計は９度を指しているが、明らかに昨日までとは違って、季節が動いているのを実感する朝だった。こんな日は、特別作業はなくても畑に身を置いているだけで、いいヒーリングになるはずだったのに・・・。
畑に行く前に少しだけ自分の部屋の整理を、とやりつけないことを考えたばっかりに、思わぬ怪我をしてしまった。書棚の上の物を降ろそうと、踏み台代わりにキャスター付きの椅子に上がっていたら、バランスを崩して思い切り転けてしまった。落ちるときに全身を支える格好で左手をついたのだが、つき方が悪かったようで、肘と手首の間がまるで骨折でもしたかのように痛む。
痛みは増すばかりだが、あいにく今日は旗日で病院は休み。休日診療をしている病院を調べて、隣駅のＴ病院に受診に行った。レントゲンの結果、幸い骨には異常がなかった。ひと安心ではあるが、痛みと腫れは時間を追う毎に強くなって、夕刻の今までひたすら痛みに耐える一日となってしまった。これを書いている今も左手を万力に挟まれたような、異常に強い鈍痛がある。
半年前にも転んで怪我をした。少し生活態度を慎重にしなければいけない。車の運転はおろか、カメラも左手で構えることができないので、今日は文字のみ。