2005/12/08 (木)
北海道栗山のSさんから電話があった。 「今種芋の整理をしているんだけれど、来年もジャガキッズ作るなら種芋を送るけど、どうする?」というありがたい申し出に、 「はなからSさんの種芋をアテにしているので、忘れずに送って」とお願いした。 「赤がいい?それとも紫?両方でもいいけど」 「当然両方ほしい、それぞれ1kgずつあればいいので」というと、 Sさん、「えっ?」という言葉の後に一瞬沈黙、「何メートル植えるの?」 「4mの畝を5本くらいかな」の答えに、やや気落ちした声で 「あぁそう、じゃあ見繕って送るからね」とのお言葉を頂戴した。 これで、来年のジャガイモは決まり。赤・紫ともに各20kg以上の収穫を目指す。
北海道栗山町は道内でもAクラスの種芋生産地。Sさんもジャガキッズではないが他の種類の種芋を生産している。7〜8月は広い畑を巡回しながら、バイラス(ビールス)に感染した株を見つけては抜き取る作業が続くらしい。この管理を怠ると、病気が蔓延し、その畑は種芋用の圃場としては使えなくなってしまうし、生産した種芋も商品価値がなくなってしまうのだそうだ。もし種芋の箱に「JA栗山」の文字があったら、それはSさんが栽培した種芋かもしれない。
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