インゲンの知恵
2006/06/12 (月)

kumori.gif 昨年はツルナシインゲンに初挑戦。今年はツルアリインゲンにも手をのばした。もちろん味をしめたツルナシも植え、こちらは、早くも収穫が始まった。
 ところで、ツルナシインゲンの知恵には驚く。近所の篠藪から頂戴した支柱を立てておいたが、いつの間にか絡みつき、4本が4本とも規則正しく支柱を登っている。それも決まって右巻きである。
 いったいどんなきっかけで支柱を探し当てるのだろうか。枝か触れた支柱をめがけ必死にしがみ付くのだろうが百発百中の成功率が恨めしい。風が手伝っているのかも知れない。ゆらゆらゆれる枝先が支柱に触れる。その一瞬を逃すことなく、後生大事に支柱を上りつめるから、種が残せる。インゲンの生き伸び作戦の極意がここに有りそうだ。
 それにしても、全部の枝が右巻きで上るのは何故だろう。左巻きは無いのだろうか。梅雨晴れの朝日は、瞑想を重ね収穫の日を待ちわびる生産者の心を見透かすように鋭く射しかける。 

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家庭菜園−ドンピシャ流
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