2013/11/10 (日)
くもり
今年の花の出来が良いか悪いかで苗の更新を検討する方が多いと思いますが、
多くの株は、自分の栽培方法や自然条件、その他多くの条件が合わなかった結果で、
菊の退化が原因と思うのは早計です。
例えば、越山の福助の花弁数は、
同じ栽培場でも200枚以上の差がありました。
少ない株でも450枚以上あるので普通に観賞できるレベルです。
自宅の環境条件が合わない場合でも、
例えば、開花期の温度が低めと思うなら、
ビニールハウスにして花弁の伸びを良くする方法があります。
1坪ぐらいのビニールハウスの方もいます。
ある品種は、9月の花芽が見えるまでは西日を避けるというより、
午後には日陰になるような場所に置き、
葉を大きく育て、
9月中旬からは出来るだけ日照時間を長くするように、
鉢を移動させる栽培方法で大輪が咲きます。
夏の暑さ対策も遮光が良いか、鉢の移動の方が良いか、
自宅の栽培環境で百人百様ですが、改善の余地は大いにあると思います。
私の現在の栽培場が、日照時間が短いので、いつも気になる問題です。
品種ごとに適した環境を見つけるには時間がかかります。
夏の気温が高くて良い花が咲かないという方、
数鉢で良いので、毎日、夕方に葉に霧吹きを散布して違いがあるか実験してみると、
面白い結果が出ることもあります。
菊友は花弁にまでHB101を散布して濃い金山まで手に入れました。
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