残肥
2013/01/22 (火)

ame.gif 雨のちくもり

大菊栽培で、

開花時の残肥で花弁が伸びない、曲がるなど問題が生じるようです。

この解消のためにPKで肥料調整するんですが、

PKの使い方も鉢への潅水、葉面散布があります。


PK肥料もいろいろ販売されていて、

第1PK、ウチダのPK,国華園のPK(窒素入り)、

ハイポネックスのPK、ヨーゲンハイパワーなど。


ここで問題になるのは、

肥料のバランスがよくなり、

菊が消化出来るかというと、

そうとは限りません。

体内に過剰に残り乱れることも多いのです。

調整前の残肥が多すぎたのでした。


解決法は肥料を吸収させないで鉢から抜いてしまうのですが、

昨年は、この肥料を強制的に吸収させ、

消化させてしまう方法を試してみました。

前年までと同じ施肥の量でも、

結果は肥料不足を感じさせる鉢が出ました。

組の良い花は咲きましたので、

どのような花を目標にするかで、

ここで肥料を増やすどうかが変わります。



この方法では、

暑い時期に定植する福助作りにおいて、

定植後に動き始めるまで待つという方法と、

強制的に動かせることが出来るということです。


植物の光合成の働きを考えることがヒントになります。



活力剤でも肥料でも、使う理由を考えて選ばないでも、

教科書通りでそれなりの花は咲きますし、

その結果を元に微調整してより良い花は咲きます。


しかし、植物の働きを考え、仮説が現実のものになるのは面白いです。

 
ryugoro7の菊日記
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