人生フルーツ
2017/02/01 (水)

hare.gif 津端修一さん 90歳、妻英子さん87歳を初めて拝見したのはNHKテレビの番組で2年前。

家の敷地内に、畑があり、季節ごとの樹木があり(果物)優しい風の通る家でした。たしかNHKのタイトルが「キッチンガーデン」。

力仕事は、夫の修一さんです。いつも英子さんの畑仕事がやりやすいように手伝っています。
英子さんは畑から収穫した野菜をキッチンで、夫の修一さんの好きなものを作り(ポテトサラダ)、冷凍室にはいくつもの収穫した野菜を料理が作りやすいように切り方を変え個々に保存してありました。お二人の日常生活(畑作業)は、私が落ち込んだ時の元気を取り戻す力になっていました。


今お元気でおられるのかもう一度テレビでと思いながら時が過ぎてゆきました。
そしたら今年1月新聞に、東海テレビから2年間密着取材したドキメンタリーが配給されていることを見つけました。
早速十三の第7藝術劇場小さな映画館でした。切符は入場券ではなくて整理券。

整理番号が40番までは15分前から入場できます。後はロビーで列を作り並んでいます。「41番から45番までの方はどうぞ」と5人が入場します。
しばらく待つと「46番から50番まで」と。順次5人ごとにずっと入場制限。
幸い89・90番の私達何とか席に座れました。多分100席程の場内、終わってから気がつきましたが立ち見の人は、座布団をもらい立ち見ならず座ってみていたのです。
会場の案内はニット帽をかぶった男子が順次整理番号を読み上げたり、座布団を収納したりして芝居小屋ならず映画小屋で昭和のレトロを思い出させてくれました。
「人生フルーツ」では、テレビで拝見した津端さん夫妻が、変わらずにお元気で日常を過ごしておられました。

英子さんの言葉に「今日より明日がよくなればいい」インタビアーの質問に答えている。
夫の修一さんは、「何かを最後までやりきると何かが見えてくるから」と飾らずに話している。


映画「人生フルーツ」のサブタイトルに「人生はだんだん美しくなると。」

一人になった英子さん「空しいと思うけど、一つ一つをやれば何かが見えてくる。そうやるしかないじゃない」と。修一さんの日ごろ言っていたことです。
英子さん、修一さんに先立たれ、一人になった暮らしを映像でお会いできるのを期待してはいけないでしょうか。

長い文章を読んでいただきありがとうございました。

i0 i1
 
楽書き菜園日誌
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]