精ちゃんが亡くなった。
2013/03/24 (日)

hare.gif 精ちゃんが亡くなった。

83歳生涯独身だった叔父。祖父とともに漁師をやり遠方まででかけていった。そのころに船のマストから転落して頭を強打そのためか時々頭痛とてんかんとの繰り返しで、時には意識不明になり、ずいぶんと祖父母に心配をかけている。長崎で被爆も経験している。

老人ホームに入るまでは、先祖の墓守をし、訪ねる友人も少なく、優しく話しかける訪問販売にひっかかりもした。私の兄や叔母がそのたびに後始末をした。でも憎めない人であった。
余命あとわずかと知り、兄と老人ホームに会いに。おしゃれな人で、私がプレゼントした春先にちょうどいい薄グリーンのカーディガンを早速着て、車いすに座っていた。介護士さんに禁止されているお菓子、内緒で「飴がほしい」とねだる彼に思わず笑いが・・・
今日が最後のお別れかもと思うと、思わず車いすの彼を抱きしめていた。2週間後彼は逝った。

兄と共に、通夜 葬式 役所の届 家の後始末 病院関係の清算やあいさつ 仏壇の整理 あわただしく日が過ぎてゆく。

帰宅してもしばらく何もできなかった。でもやっと整理ができた。
精ちゃんのことをここに書くことで、彼がんばって生き抜いた証しとしよう。又書くことでこれからも今日よりも明日がよくなるように生きようと思う。

 
楽書き菜園日誌
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