京都2日目
2005/01/15 (土)

ホテルで朝食を食べ、8時過ぎには病院へ着く。
昨日とあまり変わりはないが、幾分呼吸が楽になっている様な気がする。
午前中に頭のCTと胸部のレントゲンを撮る。

待合室居る間、会社の人が当日の荷物(カバン・貴重品・コート等)を持ってきてくれる。

待合で検査結果を待つ間に弟夫婦が到着し、結果を私・ばあちゃん・弟・マーちゃんで聞く。

今日は昨日の担当医が居ないとかで、脳外科の部長の先生から結果を聞く。
昨日の胸部レントゲンで見られた肺水腫(くも膜下出血の合併症の一つ)は随分良くなっている。
頭部CTは、昨日より悪化していると、心配される水頭症は出ていないが
やはり手術は無理な状況だと。
くも膜下出血についても詳しく教えてくださった。

くも膜下出血とは…
脳の動脈に出来たコブ(動脈瘤)が破裂、それがくも膜下という部位で起こるのが、くも膜下出血になる。
発症したら、3分の1は即死、もしくは病院に着くまでに亡くなる。
3分の2も、その半分は病院で亡くなり、残りが社会復帰、もしくは障害を持って退院出来ると。

お兄ちゃんの場合は、最初の3郡の1に近い状態で、良くても植物状態でこのままだと
経過としては、2週間くらいで心臓が弱ってくるだろう、若いので心臓が強ければ
1ヶ月とか持つかもしれないが、今の段階では何もしなければ血圧が下がるので
(昨日は血圧が上がっていたので、下げる薬だったけど、今は下がってる)
目一杯、血圧を上げる薬を点滴していると、呼吸器は脳に酸素が行き過ぎると
脳の圧を上げてしまうので、それを抑えるためで、喘いでいるのは
機械と自分の呼吸のタイミングが合わず、喘ぐようになってしまうらしい。
今の段階では1週間とも1ヶ月とも言えないが、行く先は死しかないようだ。

これからの事を考え、私とばあちゃんが京都に残り、すぐに病院へ行けるようにと
ウィークリーマンションを借りる事にして、面会時間まではお兄ちゃんの寮の片付けに行く。

面会時間に病院へ行くが、昨日までは苦しそうだった呼吸が楽になってる。
つまり自発呼吸が弱くなっているという事で、良い兆候ではない。

遅い昼食の後、弟夫婦は家へ帰り、私たちはホテルで待機し、マーちゃんとコウヘイは
明日か明後日、一度広島へ帰る事にし、明日はマンションの方を契約する事に。
今晩は11時までに布団に入る。
昨日はほとんど眠れなかったが、疲れていたのですぐに寝てしまった。

ばあちゃんは元々感情を出さない方なので、本心は見えないが、食事もちゃんと食べ
しんどい様子もないので、まだ大丈夫なようだ。

 
peaceの徒然ベランダ菜園日記
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