雄性不稔性のズッキーニ
2011/11/01 (火)

hare.gif 先日、カボチャ類を全部撤去した。
その畝の中にまだぽつんと残っているのが固定種のズッキーニ。
B菜園で唯一生長した。同じズッキーニがA菜園にも生えていたが早々と撤収した。
この残った株が「雄性不稔性」なのである。雄花が咲かない株である。それでもこの株からは、何本か収穫している。
A菜園の雄花で受粉したり、周りにあるカボチャと交配したりで実は、大きくなっていた。
今では、収穫し残した実がひとつ巨大化している。たぶん「つる首カボチャ」と交配したと思われる。

最近のF1の種は、このような「雄性不稔」の株から採っているそうである。野口さんの「種が危ない」に書いてあった。昔は、除雄といって蕾のうちに雄しべを取る作業をし、F1の種を採っていたそうで、その面倒な作業がなくなるのが、「雄性不稔」の株であるという。
さらに技術が進み遺伝子組み換えにより「雄性不稔」の株を作る研究もされているようである。
野口さん曰く「簡単に言いきってしまえば、雄性不稔を利用したF1作りとは、(あえて差別用語を使えば)「片輪を使ってF1を効率的に生産するため」の採種技術なのです。」(野口さんHPの引用)
詳しいことは、野口さんもよくわからないようであるが、何となく気味の悪い話である。
この話は野口さんのHPに載っています。
http://noguchiseed.com/hanashi/F1or_4.html

このような、技術が人類にとって明るい未来なのか、不幸の始まりなのか、我々の世代では判明しないかもしれないが、知らないうちに判明しているのかもしれませんね。

i0 i1 (1) 雄性不稔のズッキーニ
(2) 雌花が無い
(3)
 
ボンジョルノの手探り菜園日記
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