2008/03/14 (金)
この1週間暖かい日が続いている。 三寒四温というが、寒くなかったような気がする。 今日も春らしい雨が降っている。 このまま、一気に春になってほしいものであるが、そうは問屋も卸してくれないのが自然界。 お任せします。
仕事も忙しく、畑へほとんど行けていないのであるが、越冬野菜たちはどうなっているのだろうか。 今度の休みには、久々に巡回したいものである。
そうそう、先日3月8日、小泉武夫先生の「和食の底力」なる講演を聴きに行った。 食料自給率の下落、急激な食の西洋化、日本の農業政策、バランのとれた和食の話等々、現在日本が抱えている、食に対する問題から解決への提案まで、約2時間があっという間の中身の濃〜い講演でした。 その中で、興味深かったのが、沈むトマトの話。 昔のトマトは、水に入れると沈んだが、今のトマトは沈まないという。 今のトマトは、見た目は大きいが中身が軽い、すなわち肥料の3要素だけで、他のミネラルが少ないという。 昔のトマトは、ミネラルたっぷりの堆肥で育っているから比重も重いということらしい。この話に拍手。
そこで考えられることは
土は元々、いろいろなミネラルを、含んでいると思われるで通常の(自然の)植物は、バランス良くこれらを根から吸収しているに違いない。 そのような、能力をもともと持ち合わせている。 したがって、あまり病害虫にやられない。 バランスの良い食事=病気になりにくい。人間も一緒である。 作物に置き換えると 肥料のやり過ぎは、このバランスを崩すことになる。 偏った食事と同じである。 病気になりやすい。 日本人の長寿は、粗食がゆえである。 作物も同じ、飽食が過ぎると根からの吸収能力も落ち、バランスが崩れるので病害虫にやられやすいのではないか。 我が家の無肥料栽培、今年でいよいよ5年目に入る。 今年も我が家の畑は、粗食でいきますよ。 野菜の皆さん、ぜひ頑張ってください。
ミネラルとはここ (ミネラル栄養→ミネラルとは)
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