昨晩は台風２１号の影響で風雨が吹き荒れていた。
朝は、風雨もおさまりどんよりとした曇り空が広がる。

今回も各地に被害をもたらした。特に雨による土砂災害のニュースを多く目にする。
ニュースの映像や新聞の写真を見る限り、住宅の裏山が崩れる被害が多いようだ。今回も愛媛と三重で土砂災害が起きている。いずれの山も針葉樹林である。
針葉樹は、根が浅いため、表層の土砂が流れやすい。さらに、押さえの土を切って造成しているので、斜面の安定度は元の山に比べ低下している。
大雨により地下水が上昇すれば、地盤の強度は、急激に低下するため崩壊する。
戦後、林業復興のため雑木林を切り、全国の山にこうした針葉樹を植え続けたが、自然の森の保水力にはかなわない。
戦後６０年で壊した日本の森を、これから５０年で復活するのは、かなり難しいと思うが、森の復活がないと、このような土砂災害は、毎年のように起こる。
「脱ダム」宣言には、？マークの付くところもあるが、緑のダム構想は、何年かかってもよいから実現したいものである。

・長ネギの芽生え（写真１）