仮想接地/酒粕ラーメン
2012/01/09 (月)

今日は、山荘にこもって電子工作の日。

地元の新規就農者が登ってきました。つくりかけのヘッドホンアンプを持って。

某電子部品商社が発売している、ヘッドホンアンプです。

出力段にFETを使った、少し珍しいものですが、回路そのものはオーソドックスです。

ケースはまだ買ってないとの事なので、とりあえず基板上だけは完成させて特性を測定。
ラフな測定だけど、ほぉ、だいたい仕様通りの性能が出ていそうです。

まぁ、特性はこれくらいにしておいて、今度は肝心な音質はいかに? という事で試聴です。
音源がiPodなので、元々ヌルい音質です。
そこへ多少、パワーのあるアンプを付けても、まぁ、少し低音が締まるかな..といった程度。
当のご本人もご不満な様子です。
以前、私が持ってきたセットで聞いた時には、あんなに違いに驚いたのに。

え〜 正直、このアンプ、潜在力はあると思います。
が、簡易な回路の仮想接地電源は、やはりあまりにも非力です。

これをきちんとした、正負両電源に付け替えてやればもっと良い音になると思うよ..とアドバイス。
すると「なぜ、最初からそうしてないのか?」と逆に質問。

「安く作るとはそういうことだから」と答えると、少しは納得したようでした。

SN比 100dB  歪率 0.005%  などとすんばらしい数字が並んでいますが、どちらの電源方式にしても、ユーザーが多分、他商品との選択基準とするこれらの数字はきっとほとんど変わりません。
だったら、メーカーは安くできる方を選ぶよね.. そんな話をしたのでした。

音質は、この数字だけでは表しきれません。省略されないきちんとした回路があって初めて良い音が出せます。それが作り込みと呼ばれる部分です。これは簡単には見えないし、消費者には伝えにくい。
だから、ないがしろにされたり、逆に異常なほどに誇張されて、もうほとんどクレイジーとも思える値付けの原因だったり。

まぁ、この先は自分で勉強して改造してくれるといいのだけど。


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お昼は、スキー場のゲレンデ食堂でラーメンを食べました。

昨年、今、はやりのご当地B級グルメブームにのって、この街に新しいラーメンが登場しました。
「酒粕ラーメン」

シンプルな味付けのラーメンの上に、味噌で溶いた酒粕がかけられています。町内に酒蔵があるので、そこの酒粕を使っています。

ラーメン自体は、澄んだスープのあっさりしたもので、いわゆる「中華そば」ってのは、こんなラーメンの事を言うのかなという感じです。

意外に、酒粕臭さはあまり感じられませんでした。
具材に豚肉(これも町内産)が多く使われていますが、豚肉の脂身と酒粕って、思ったより合います。

ふだんより、こってりした油の多い濃いめの味のラーメンが好きな人にはもの足りないでしょうけど、酒粕という異色の材料を使っている割には、よくまとまっているな〜 と思いました。

何より、酒粕ふんだんで体が温まりますね。

画像1 特性測定中
画像2 酒粕ラーメン

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ohyakusyou2001の地産地消日記
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