2011/06/26 (日)
朝、出荷作業。 レタス、キャベツなどなど出荷。
出荷から帰ってきて、今回は軽トラ市へ見学に行きました。 今年二回目の軽トラ市で、前回を上回る出店と来客数。
農家の出店もあれば、おもちゃ店、地元のパン屋さん、飲食店、執筆者が自ら自分の本を売っている店、多分、個人で出しているフリマ的なお店など色々です。
名前だけは知っていた、古くからある有機栽培農家が出店していました。 有機JAS認証取得済みです。 レタス、ズッキーニ2本、サヤエンドウ、ニンニクの芽など、みんな100円。キャベツだけ200円。 有機JAS農産物をこの価格で売られたら、たまったものではありませんが、これも軽トラ市ならではでしょう、月に1回ですから。
もちろん、買って帰りましたよ、勉強の為に。
レタスはまぁ、特段、変わったところは感じませんでしたが、キャベツは甘味がだいぶ強く出ていました。
ただ、これがすんなり売れるかというと、厳しいと思いました。 直売所やスーパーではまず売れません。キャベツは直径15cm程度の小玉で200円。何枚もむいて、ツンツルテンテンの白い玉。コレ店頭にあったらあなたは買いますか?
味が良くても、まず、買ってもらえないです。最初に買ってもらえなければ、味もへったくれもありませんからね。
こういった、こだわり商品を直売所で売るのは難しいです。 この農家は、有機JASを取得しておられるので、もちろん直売所でも「有機キャベツ」と表示して売る事はできますが、先日、ここでも書いたように有機JASが消費者の間に浸透していません。
で、更に売る側も安易に「有機」という言葉を使いますから、世の中に有機があふれ、「有機」という言葉が薄まってしまっているという印象さえあります。
それでも、「有機」と表示できればまだいいです。 どんなに美味しいキャベツでも、有機JASを取得していなければ「有機」と表示して並べる事はできません。 ただの、虫食い葉っぱをはぎとった、ツルツルテンテンの小玉のキャベツです、それもやたら高い。
当然、大きくて安い、他のキャベツには勝てませんよね。 直売所では生産者が伝えられるメッセージは、価格と品物の見てくれしかありませんから。
そんな訳で、来年あたりは直売所向けのみてくれの良いキャベツと、見てくれは捨て去って、味に徹底的にこだわったキャベツの二本立てで行こうかな..なんて考えてもみたりします。 当然、後者の顧客は飲食店です。 手始めに、寒締めキャベツ(って言葉があるかどうか知りませんが)で..
試しに2つの直売所へ出荷してみた小タマネギ。 片方の直売所は、この週末で完売。もう片方は一個も売れず。明暗が分かれました。 直売所へやってくるお客さんの違いが、如実に出ていますね。 売れない方の店は、郊外スーパー型直売所。こちらには、業務筋の人は全く来てないようですね。 市街地の直売所で、こだわり野菜を売っていく方策を検討中です。 1つ期待できるアイディアがあります。これなら、直売所の規約には抵触しないハズです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
直売所は、本日、今年初の出荷規制。 規制品目は、タマネギです。
皆、収獲が終わってタマネギが津波のように直売所へ押し寄せてきたようです。
幸い小タマネギは、我が家しか出荷してないので、規制は受けませんでした(結果は一個も売れなかったけど)
タマネギだから、貯蔵が利きますからまだいいですけど、これがキュウリだったら....
キュウリの出荷規制も、もうすぐあるでしょう。 ウチは、今年はキュウリは作っていません。欲しいって誰からも言われてないので。
|