2011/01/15 (土)
松代の大本営跡地へ見学に行きました。
ご存じだと思いますが、太平洋戦争時の本土決戦に備えて長野県松代町に建設された施設で、ここに大本営や皇居、政府の要所施設を移転する目的で作られました。
施設とは言っても、山中に掘られた横穴です。 ここに、天皇含む国の中枢機関を集結させて本土決戦に備えたのです。
今にすれば、まったく馬鹿らしい作戦なのですが、当時はこれが本当に大まじめに考えられた末に実行されたというのだから本当に恐ろしい物です。
横穴はいくつかの場所に分散して作られていて、今回は天皇や宮内庁、大本営が移転する予定だった舞鶴山地下壕の資料館と、NHKや電話局、政府機関が移転する予定だった象山地下壕を見学しました。 現在、実際に壕の中を見学できるのは、象山地下壕しかありません。
舞鶴山地下壕は、現在、地震観測所として利用されていて見学したのは、その地震観測所の資料館です。 この地震観測所は北朝鮮の核実験の衝撃波を観測した施設として有名です。
この地震観測所は当時の建物がそのまま使われており、空爆にも耐えられるように天井は厚さ1mのコンクリートでできているそうです。
象山地下壕は、規模の割に小さな入口です。 しかし、中は大変広く、よくも戦時中にこれだけの物を掘ったなと思いました。 大勢の人が強制労働に駆り出された..と安易に想像してしまいますが、実際はそうでも無いとの研究結果もあります。 安易に、戦争を悲惨体験や中国や朝鮮への加害者意識へと結びつけすぎているのかもしれません。
とはいえ、戦争はゴメンです。 この大本営が使われることが無くて良かった。
帰りに、大豆島にある「自然食バイキングレストラン」へ。 自然食とは何ぞや??(笑)
まぁ、それは置いておいて、1380円で食べ放題ランチ。 デザートの食べ放題も付けると1600円。
とにかく料理の種類は沢山あるのが印象的でしたが、ご飯が美味しくないのは大減点です。 「何か、社食みたいな味だな〜」が第一印象でしたが、帰って調べてみたら社食や病院食を手がけている企業のお店でした、納得。
画像1 舞鶴山地下壕地震観測所の展示室。当時の建物を流用しています。 画像2 天井のコンクリートがこんなに分厚い。爆撃対策 画像3 象山地下壕入口
画像は明日の日記へと続きます
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