2010/11/11 (木)
昨日、あるフードコーディネーターの方と食事をする機会がありました。
郷土食をテーマとする集まりでしたが、出てきたのは何故か中華料理... まぁ、これは予算の都合があるからヨシとしましょう(笑)
この方、某おやき屋さんの知名度を全国レベル..は、まだ言い過ぎか...東京にまで知らしめるように引き上げた方です。
この方と話をしていて、今日日の飲食店はツマらん..という話になりました。 何がつまらないかというと「中抜け」です。
全国レベルのチェーン店が台頭しすぎて店の顔ぶれが地方でも均質化してしまいつつある..だからつまらん..という事でした。 こぢんまりやっている店はあるけど、その町を代表するようなお店が無い...つまり、大手チェーン店か夫婦でこぢんまり店に分かれてしまって、真ん中がスッポリ抜けているという事でした。
で、これの何が悪いかというと、個人店は比較的値段の高いところが多く、そうそう行けません。 で、安いが質も良くないチェーン店に慣れる人が多くなり、違いの分かる人も無くなりはしないけど、人数の関係で全体的にはレベルは下がってしまう、客も、店も。 と、まぁ、そんな話。
で、話は進み米輸入自由化に... その方いわく、自由化すれば米の中抜けも必ず起きる。 安い輸入米か、高級国産米かの選択肢しかなくなるとのこと。
うーん、みんな同じ事を考えているんだな..と実感。
そういえば、夏に一緒に食事したピアノ調律師さんも、電子楽器の台頭を嘆いておられましたっけ。 理由は同様です。
という訳で、今から自給用田んぼを用意しておくのは、こういった面からも意外にいいいかも? 農作業をヤル気さえあれば..ですが。
一般の人が、制度上農地を持てないのは、その地域に住んでいる人がその農地で耕作するという建て前があるからなんですが、コレ一回、特区でも作って撤廃の試行をしてみたら..とも思います。 その代わり、無断転用などは土地も上物も問答無用で強制的に取り上げる事ができる罰則を付けて。(でないと違反続出でしょう)
あと、田んぼを持った人は道路や水路、水源の管理は自分達でやる事を条件に。 以前にも、サラリーマンの人から田んぼをやりたいって話を聞いたときに「ちゃんと、水路普請、道普請に参加出来ますか? 水利組合の総会まで入れたらこのあたりは年3、4回共同作業や集いがありますよ」って聞いたら、そこまで考えていなかったみたいなので。水路の管理って役場かどこかがやってくれると思っていたみたいです。
持ち主は田んぼや畑を、単に農産物生産の場所とだけ考えていると現状では大変な目にあう事があります。
得られるメリット、果たさなければいけない面、両方分かっててその上でやりたいって人がいれば、特区などで試しにやるってのも一考かと思うんですが、どうですかねぇ。
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