2010/10/25 (月)
風邪で作業が一時中断していましたが、先日来より手がけてカセットデッキの修理がほぼ終わりました。 あとは、前面パネルと上蓋を付けるだけ。
禁断のヘッド研磨をはじめ、メカ部分はほとんど手を入れました。 その甲斐あって、かなり好調な仕上がりとなりました。
ソニー TC-K555ESU 1984年製。サービスの方の話では製造終了は1986年9月だそうです。 最後の最後になってヘッドホンの音量が完全に絞りきれないのに気がつき、ドッキリしましたが調べたらそういう仕様のようです。
この機種はオークションなどでは、あまり人気がありません。 ハイエンド機ではないからですが、それでもカセットテープ最盛期の雰囲気は感じ取ることができます。
録音・再生回路を見ると部品の配置が左右チャンネルで対象になっています、LSIも含めて。 ということは、部品の配置が対象になるように、機能が同じでピン配列のみが違う二種類のLSIをわざわざ作ったということです。
もちろん、このLSIを採用したのはこの機種だけではないでしょうが、それにしても今の時代ならとうてい考えられない贅沢な作り方です。
このように機械がきちんと修理できた時の達成感というのは、かなり気持ちが良いもので、調子に乗って同じ機種の二台目の修理にとりかかりました。 もちろん、気持ちが良いとはいっても、きちんと原因を究明して上で修理した場合に限った事であって「よく分からんけど、ユニット換えてokになった」みたいな方法での修理では、こういう快感は得られないですね。
二台目は、実は一度修理してすでに動く品物だったのですが、まだ性能を追い込めるということが分かりましたので、修理というか再調整です。
で、今日この作業の途中でソニーの「あ〜あ、やっちゃってるよ..」的な組み立てミスを見つけてしまったので、今夜、それを手直しします。 プラスチック部品の成形不良ですね〜
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今日から干し柿作りが始まりました。 渋柿の木が2本あって、その実を全部干し柿にします。
今年はあまりならなかったようですが、それでも全部干し柿にすれば450〜500個位はできそうです。 とりあえず、今日は200個位干しました。 実の色づき具合を見ながら順々に収穫していきます。
渋柿の木の一部に、甘柿の枝が接ぎ木してあります。 で、その接いだ枝には甘柿がなるのですが(これはこれで実に不思議です)鳥が、どういうわけかその甘い実だけを狙ってつつきます。 渋い実の方は、全くつつかれていません。
同じ木の中に渋い柿と甘い柿が混在しているのに、鳥は的確に甘い実だけをつつきます。 どうやって見分けているのでしょう??
画像1 録音回路部分のアップ。LSIも含めて部品の配置が左右対称。左、右それぞれのチャンネル用に別々のLSIを作ったようです。
画像2 あとはパネルと蓋を取り付けるだけ。動作の最終確認中。
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