2010/10/16 (土)
ヤフオクでジャンク品を落札してみました。 ソニーのカセットデッキで、同じ型式のものが2台セット。 1台は完全にダメということで、部品取りにどうぞというものでした。 落札価格は2台で840円。でも送料が1400円かかりました...
いや〜これぞまさしくジャンク価格。 定価は9万円位です。昭和59年頃の製造。
今日、午後到着したので早速見てみました。 確かに1台は完全に部品取りです。バラした跡もあるし、一部の部品がありません。
もう一台は開けたあとはありますが、中はほとんどいじられていません。 蓋だけ開けて、分からずにあきらめて閉めた?
とりあえず、ヘッドが摩耗しています。 この機種のヘッドは、音は良いのですが摩耗しやすいのです。 ソニーサービスさえ、その交換頻度に音を上げて途中から修理に来た製品は別のヘッドに交換していたそうです。 あるいは修理用部品が終わってしまったのかもしれません。
摩耗したヘッドはかなーり段差が付いてしまっています。 ヘッドを外して、シコシコ磨きましたよ、一時間ほどかけて。 1000番の研磨紙から磨き始めて、最終的には15000番へ。 ピカピカにしました。 段差はすっかり無くなりました。
ヘッドを取り付けて、高さとあおりの調整。 テストテープをセットしてアジマス調整。 ああ、ミラーテープが欲しいところです..作るか..
この時点で、特性は手持ちのデッキの中でピカイチだって事がわかりました。
その後、音楽を再生。 う〜ん、持っているカセットデッキの中でいっちゃんいい音です。
そんなわけで、現在ネジロックの乾燥中。
しかし、このカセットデッキ、プリント基板の部品配置を最適にするために、同じ機能のLSIを右チャンネル用、左チャンネル用とピン配列を換えて作ったものを使っています。 そのおかげで、部品配置がきちんと左右対称になっています。 大変凝っています。力の入れようが分かるというものです。 今だったら絶対にできないよな。
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