飲食業界も中が抜けるようで/農業試験場一般公開
2010/10/09 (土)

引っ越して来てから、周囲の飲食店に何か物足りなさを感じています。
何だろ??

何となくそう思っていたら、以前、取引のあったレストランの方との会話の中で分かりました。

都市化が進んだ今の地域。
確かにお店はたくさんあるんですよ。
でも、大きく分けて二種類しかありません。
チェーン店と、オーナーが一人(あるいは夫婦)だけでやっているお店。

個人のオーナーさんがいて、何人もの人を雇ってやっている店がとても少ないのです。
だから、大箱のバイトをたくさん雇ったどこでも見かけるようなチェーン店か、こぢんまりしたどこかのお宅にお邪魔したような錯覚に陥る店のどちらかしかありません。

こぢんまりした店も悪くはありませんが、大人数とかだと使えないし、チェーン店は金太郎飴的なのでやはり使えない。

レストラン業界も二分化しているんだなと、改めて感じました

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今日は、農業試験場の一般公開日です。
この試験場では主に果樹の育種や試験を行っています。

かなりにぎわっています。
まず入ってびっくりしたのはお米と果物を購入する人の待ち行列。
それもそうです、もちろん価格が手頃と言う事もありますが、市場に流れていない新品種を普通の人が買えるのはこの機会しかありません。
お米の新品種に特に感心が高いようで、高温に強く改良された新品種のお米は良く売れていたようです。
まだ、一般的な品種名はついていません。

向かいは、果物を売るブース。
こちらも、新品種の果物がたくさんあります。
洋梨の新品種を買い求めました。品種名はまだ未定。
****×#####という表示があるだけ。

建物の中では、林檎ジュースの試飲会です。
ふじ、紅玉、千秋、ジョナゴールド、シナノピッコロ、秋映、シナノスィートなどなど、たくさんの種類のリンゴジュースが飲み比べできます。
こちらも新品種の試飲ができるようになっていました。
まだ正式名称はなく、品種A、品種Bという名前のみ。
試飲者の反応はどうか、係員が一生懸命メモをとったり、話を聞いたりしていました。

テントの下では、既存品種の大試食会です。
長テーブルの上に、さまざまな品種の梨や林檎、ぶどうが並べられて試食ができます。
すんません、このあたりで試食でお腹がふくれてきました。

建物に入ってからは、これまた新品種のパン用小麦で作ったパンの試食。
うーん、これは美味い。
今まで、長野県にはユメアサヒというパン用の品種がありましたが、確実にこれを上回ります。
この品種「ユメカオリ」といい、今秋から本格作付けが始まったようです。

その横では、大麦の新品種で麦茶の試飲会。
こちらもまだ名称は無し。
パンでもさもさした口の中もすっきり。

隣の部屋は、地球温暖化対策コーナー。
地球温暖化の現状や、温暖化が農作物に与える影響、そしてその対策についてとりまとめてあります。

このペースで温暖化が進むと、あと20年でこの地域でのリンゴの営利栽培は完全に不可能になるとの予測でしいた。
そして、50年後には本州でのリンゴ営利栽培は不可能になるとの予測も..
こんなペースで温暖化が進んだら、品種改良なんて正直、追いつきませんよね。

そして、外に出て、今度は紫米の新品種の試食会。
正直言って、紫米まで育種されているとは驚き!

で、最後に園地をガイド付きツアーで回って見学終了にしました。

購入したものは、新品種の洋梨と最新品種の和梨、そしてパン用小麦粉です。

画像1 一般公開
画像2 最新の品種が手頃価格で買えるとあって、即売コーナーは長蛇の列
画像3 林檎ジュースの試飲コーナー

画像は明日に続きます...

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ohyakusyou2001の地産地消日記
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