2010/09/17 (金)
今日も自転車で出かけました。 途中、ドフへ寄りました。 一階にある品物には目もくれず、二階にあるジャンクコーナーへ.. 空調もとまり、照明すら点いていないジャンクコーナー..なんだか惨めです。
サンスイのアンプがジャンクで3150円。 1989年製。定価で10万円位するはずです。 値札に「セレクター不良です」とのコメントがあります。
この機種で、セレクター不良といえば原因はもうアレしかないでしょう..という訳で買って帰りました。
正確には、そのときに代金だけ支払って取り置きしてもらい、後に車で取りにいきました。だって、重さが18キロもありますから。
ふたを開ける前に外装を点検です。 一応、開けた跡があります。前の持ち主が直そうとしたのでしょうか。 でも、故障箇所が分からなかったのでしょう。分かってしまえば、簡単に直せてしまう故障なんですが..
で、分解したら、やはり思った通りの故障。 サクッと修理完了です。 故障していなければ、中古でも2〜3万円の値段が付けられていたであろうに、1円位の部品の故障でジャンク品。 容赦ないですね.. つか、長持ちしないって自分でも分かっているのに、こんな設計にすんなよ〜>サンスイ
修理できなければ、電源トランスと放熱板を再利用しようと思っていましたが、復活と相成りました。
画像は、そのアンプの中。 大きな電源トランスと放熱板。 これらの再利用だけでも3000円の価値があると思いました。
午後は隣町の部品屋へ。 ちょっとした買い物を済ませて、店主と雑談。 「良かったらアレ持って行って」と指さされた先には、オープンリール式のテープレコーダが三台。 うち、二台はどう見てもヘッドが死んでましたので、最も良さそうな一台をもらってきました。
「ついでにこれも」と言って差し出されたのが、紙袋いっぱいのゴーヤ。 ごっつあんです〜
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最近、こういう古い物をいじるようになって、ふと思う事があります。
「本当に、物の値段は安くなっているのだろうか?」
今回のアンプ、定価は96,500円です。 でも、今、同じ物を作ったら絶対に同じ定価ではできないだろうなと思うのです。
メカの塊のような、オープンリール式のテープレコーダ。 17,8万円でしたが、これも今作れば同じ価格ではできないのではないだろうか。
確かに価格は下がりましたが、結局は品物がチャチになっただけで、それで安くなったと喜んでいるだけではないか...そんな気がします。
昔の機械は、見ても個性豊かで様々な試行錯誤の跡が垣間見える時があります。 中には「よくこんな設計で設計会議を通ったな〜」ってものも。 でも、今の製品は余りにも合理的で無味乾燥、つまんないです。 下地がそんなところへ、ポーンと一風変わった機械のiP**なんかが出てきたから、みんな面白いと飛びついたのかな..そんな風にも感じますね。
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