2010/09/12 (日)
昨日、今日とワークキャンプに参加。
高原の宿が行っている催し物で、何かみんなで共同作業をするというイベントです。 例えば、ウッドテラスのペンキ塗りとか熊笹刈りとか、石窯作りとか。
今回は、以前作った石窯に屋根をつくる作業です。 集まったのは、男女合わせて十数人。 ほとんどの人が二十代後半の人達です。
屋根作りとはいっても、私も含めてみんな建築は素人です。 基礎の為の穴を掘って砂利を敷いてセメントを入れて、柱を立ち上げ、梁を渡して片流れの屋根。 時間の関係で、屋根の波板張りまではできませんでしたが、何も無い地面に2日で小屋の骨組みまでは出来上がりました。
宿の為の作業をやって、割引になっているとはいえ、宿泊費もかかります。 普通に考えたら、お金を払って人のために仕事をするなんて考えられないのですが、ひとゆえにオーナーさんの人並みでしょう。
若い人達にとってみれば、知らない人との良い出会いの場にもなっているんでしょうね。
一日目の夜は、深夜までみんなで歌を歌ったりして楽しく過ごしました。 ギターの演奏で、みんなで歌う機会なんて言うのも減りましたよね。 でも、楽しい。現代版、歌声喫茶ってところでしょうか。
この宿、以前は別の人が経営していたのですが思わしくなく、売りに出していたところを今のオーナーが買ったものです。 以前の宿は、飲んべえ親父連中のたまり場になっていたそうですが、今は若い人が集う宿になりました。 建物は何にも変わっていませんが、宿主が変わればこれだけ変わるものです。 建物にもし、意識があるとするなら一番驚いているのは建物でしょうね。
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