2010/05/27 (木)
NHKが受信料未払者に対して強制執行を申し立てたというニュースを見ました。
Yahoo!のニュースを見ると... 「スクランブルをかけて契約者しか見られないようにしろ」 「見ないのに金を取るなんて押し売りと同じ」 などのコメントが多数書き込まれています。
望みもしない放送を勝手に流して金を強制徴収するとは何事だ! とまぁ、怒る気持ちも分からないでもないですが、このような意見は語っている土俵が違うように思います。
法律に基づいて徴収されているものに「俺は商品が気に入らないから金を払わない」というのは、どうみてもスジ違いです。 受信料はあなたに売った、気に入ったから買ったというような商取引ではないのです。 どうも、余りにも生産者 対 消費者 的なイメージに染まりすぎな意見が多すぎるように思います。
真摯に公共放送のあり方について議論するのが、本来のスジではないかと思います。
もちろん、NHKが徴収した受信料を適正に管理・使用していないならそれは責められるべきです。 ただ、間違いなく言えるのは民間のテレビ局は、設備、技術共にNHKより脆弱です。 だって、民間のテレビ局は技術開発や研究が仕事ではありませんから。 いざとなった時に、その基礎体力的な部分が表面に現れてきます。 何にも無い時は、NHKも民放も誰だって普通に放送を流すことができます。 普段は見えない所にもきちんと金をかける事ができるかどうか、いざという時の為に金をかけて備えておけるか..それが違いです。
これは、IP電話と加入電話も全く同じ。
CM付きの民法だけになったら良い放送ばかりになると、みんな本気で考えているのかなぁ。
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