2010/05/07 (金)
最近、フィルムスキャナを使うために古いパソコンを立ち上げる事が多くなりました。 本体はまだまだ大丈夫なのですが、SCSIが怪しくなってきました。 時々、外部につなげた機器を認識してくれないのです。
SCSI経由で、フイルムスキャナ2台と、増設HDD、CD-Rドライブをつなげていますが、つなげすぎなのかもしれません。 規格上、ケーブル長は十二分に余裕があるのですがバスにぶらさがっている、どれかの機器が信号を劣化させているのかもしれません。 (ビクター製のCD-Rが怪しいとにらんでいますが..)
今度は、不要な機器をバスから外して安定性をみてみようと思っています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今日は、雨だったので地下にある発電所の見学に行きました。 東京電力の発電所なのですが、申し込めば無料で見学させてくれます。
集合場所までは自宅から40kmちょっと。 でも、田舎道なので到着するまでに信号が3つしかありません(笑)
途中、綺麗な沢があったので、降りて一休み。 ちょうど、木が芽吹いてきたところでした。 水は澄んでいて綺麗ですが、手が切れるかと思うほど冷たい水でした。
集合場所に到着すると、でんこちゃんが待っていてくれました。 でんこちゃんって、名字は「分電」なんですね(笑) http://www.tepco.co.jp/denkochan/kakei/kakeizu-j.html
私達以外にもう2組、見学を予約した人達がいるみたいだけど、出発時刻になっても現れませんでした。 結局、見学者は私達二人だけでした。
見学の注意事項を聞いたあと、バスに乗り込みます。 集合場所から、発電所まではバスで二十数分かかります。
発電所の入り口まで来ると、運転手が機械を操作してトンネル入り口のシャッターを開けました。そして、どこかへ電話をして「今から見学入ります」と連絡をしていました。 この時点でヘルメットを着用するように指示されます。
発電所は、地下500mにあるのでトンネルはずっと下り坂です。 バスはゆっくりと降りていきます。
やがてバスが止まりました。ここでバスを降ります。 スタッフは案内役の女性スタッフとバスの運転手の男性の二人。 女性スタッフがドアの鍵を開けます。 かなりの機械の音がします。案内の声は、配られた無線機を通じてイヤフォンから聴きます。
巨大な空調ダクトの横を歩いていくと、ものすごく広い地下空間に出ました。 説明に従って、下をのぞき込むと真っ赤な色に塗られた発電機があります。今日は発電を行っているので、もの凄い音をたてていました。
とにかく、地下500mにこんなに広い空間があるなんて、すごい事です。
この発電所は揚水式なので、電力が必要な時は上部ダムがから下部ダムへ水を落として発電し、夜間など電力が余っているときは、発電機を電動機として使い、下部ダムから上部ダムへ水を汲み上げて、次の発電に備えます。
上部ダムと下部ダムの標高差は600m以上です。 この2つのダムを地下水路で結び、水を落としたり揚げたりしているのです。
いや〜迫力です。見にいって良かったです、この見学が無料とは素晴らしい〜
発電所の中の画像も載せたいんですけど、見学前の注意の際に「内部での撮影はOKだけど、それをWEB等に載せるのはダメ」と言われていたので載せられませんでした。
訪れる前から興味があったのは、発電機を電動機として使用する際の起動方法でした。 これだけの大きさのモーターにいきなり、定格の電圧をかけると間違いなく破損します。 徐々に回転を上げていかなければなりません。
見学中にその仕組みを訊ねたら..「電磁ブレーキがあって、それを使って回転をコントロールしている」という説明がありました。
が、車で言うとブレーキとアクセルを同時に踏むような仕組みが、どうも腑に落ちないので家に帰ってから調べたら大容量の半導体で起動時の制御がされている事が分かりました。 http://www.hitachihyoron.com/2007/02/pdf/02a05.pdf
電磁ブレーキじゃなかったようです。説明員の勇み足?
画像1:行きに立ち寄った谷川。芽吹いてきています。 画像2:水がとても澄んでいます。 画像3:でんこちゃんが出迎えてくれました。
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